食品メーカーや食品卸売企業にとって、毎日の配送は事業を支える重要な業務の一つです。

決められた時間に商品を届けること。商品の特性に合わせた温度条件で運ぶこと。そして、担当ドライバーが休んでも配送を継続できる体制を整えること。

大阪府豊中市を拠点とする株式会社谷町では、軽冷蔵車を使用した食品の定期配送を行っています。

今回は、実際に当社が担当する週6日・早朝3時からの食品定期配送を例に、配送内容や店舗ごとの納品対応、安定した運行を支える人員体制をご紹介します。

軽冷蔵車1台で約10店舗へ。食品定期配送の実例

今回ご紹介するのは、食品工場で製造されたおにぎりなどの加工食品を、大阪府内の販売店舗へ配送する定期便です。

軽冷蔵車1台・ドライバー1名で、毎朝約10店舗への配送を行っています。

実際の運行概要

項目配送内容
配送商品おにぎりなどの加工食品
集荷先食品工場
納品先約10店舗/日
配送エリア大阪市・東大阪市・守口市
運行日月〜土曜日(週6日)
運行時間午前3時〜8時ごろ
使用車両軽冷蔵車1台
冷蔵機器の設定温度5℃
平均積載量番重約20ケース
配送人数1便につき1名
人員体制メイン1名+サブ2名

商品は、積み重ねが可能な樹脂製の番重(ばんじゅう)に入れられています。

1便あたり平均約20ケースを積載し、大阪市・東大阪市・守口市の販売店舗を巡回しています。

軽冷蔵車は、比較的少量の商品を複数の納品先へ届ける配送に適した選択肢の一つです。

当社が運用する軽冷蔵車の荷室。断熱された荷室内に冷却設備を備えています。

早朝3時からのルート配送。店舗ごとの時間指定にも対応

食品配送では、納品先によって指定される時間が異なることがあります。

今回の定期便でも、午前5時までに商品を納める必要がある店舗など、納品先ごとに異なる条件があります。

そのため、単に移動距離が短い順番で配送するのではなく、各店舗の納品期限を踏まえて配送順序を組み立てています。

運行は午前3時ごろから始まり、午前8時ごろまでに一連の配送業務を行います。

毎日決まった時間に商品を届ける定期配送では、店舗ごとの条件を理解し、日々の運行に反映することが欠かせません。

冷蔵庫や鍵付き保冷箱への非対面納品

本案件では、店舗への納品の大半を非対面で行っています。

納品方法は店舗によって異なり、指定された冷蔵庫への格納や、鍵付きの保冷箱への納品などに対応しています。

非対面での納品は、受け渡し時に店舗スタッフの立ち会いを必要としない一方、納品場所や手順を正しく把握する必要があります。

特に食品配送では、商品を届けるだけでなく、それぞれの店舗で取り決められた納品方法に従うことが重要です。

商品の納品と空番重の回収・返却を一体化

今回の定期配送では、商品の納品に加えて、前日に使用された空番重の回収も行っています。

各店舗へ商品を届ける際に空番重を回収し、翌日の運行時に食品工場へ返却します。

日々の配送サイクル

  1. 食品工場で加工食品を積み込む
  2. 各販売店舗へ商品を納品する
  3. 各店舗で前日の空番重を回収する
  4. 翌日の配送時に食品工場へ番重を返却する

食品物流では、商品を届けることだけでなく、繰り返し使用する物流容器の回収も重要な業務です。

商品の納品と空番重の回収を同じルートに組み込むことで、食品工場と販売店舗を結ぶ日々の物流サイクルを支えています。

食品工場から軽冷蔵車へ番重を積み込む作業のイメージ。実際の荷姿を参考に制作したイメージです。

メイン1名・サブ2名。代走可能な3名体制を構築

定期配送を継続するうえで重要なのが、ドライバーの休暇や欠勤への対応です。

特定の担当者しか配送ルートを把握していない場合、その担当者が休むことで運行に影響が出る可能性があります。

株式会社谷町では、本案件に対してメインドライバー1名とサブドライバー2名の計3名体制を構築しています。

通常は1名のドライバーが配送を担当しますが、サブドライバー2名も実際に同じルートで配送を経験しています。

メイン担当者が休む際には、サブドライバーが代走できる体制です。

店舗ごとの納品時間、指定された納品場所、番重回収の手順などを複数のドライバーが理解することで、特定の担当者への依存を抑えています。

配送を継続するためには、車両だけでなく、人員体制の整備も必要です。

当社では、日々の配送業務に加えて、こうした運行体制づくりにも取り組んでいます。

大手物流企業の365日・4拠点運営で培ったノウハウ

株式会社谷町では、食品の冷蔵定期配送に加え、大手物流企業から受託した物流業務を4拠点で運営しています。

これらの拠点では、365日稼働する物流業務を担当しています。

年間を通じて稼働する物流現場では、車両やドライバーを手配するだけでは安定した運営はできません。

日々のシフト調整、ドライバーの確保、代走要員の育成、業務の引き継ぎなど、現場を継続して運営するための管理が求められます。

当社では、複数拠点での物流業務を通じて、こうした運行管理の経験を積み重ねてきました。

株式会社谷町が運用する軽貨物車両の一部。365日稼働する物流業務を4拠点で運営しています。

今回ご紹介している食品定期配送は週6日運行の別案件ですが、複数拠点の運営で培った人員管理や現場運営の経験は、定期配送の体制づくりにも活かせるものです。

当社が大切にしているのは、単に荷物を運ぶことだけではありません。

現場を理解し、人員を整え、日々の配送を継続できる仕組みをつくること。

それが、企業の物流業務を担う運送会社に求められる役割だと考えています。

食品定期配送を外部委託する際に確認したい5つのこと

食品メーカーや卸売企業が配送業務の外部委託を検討する際には、現在の配送条件を整理することが大切です。

1.配送頻度と時間帯

毎日なのか、週3日なのか、曜日によって配送量が変わるのか。

集荷時刻や各店舗の納品期限も、運行計画を立てるうえで重要な条件です。

2.商品の種類と必要な温度帯

冷蔵食品といっても、商品によって必要な温度条件は異なります。

今回の実例では、冷蔵機器を5℃に設定して運行しています。温度記録が必要な場合などは、運用条件を別途確認する必要があります。

3.荷量と納品先数

番重や段ボールの数量に加えて、寸法や重量も積載計画に関わります。

複数店舗への納品では、1件ごとの荷量や納品順序も重要です。

4.納品時の付帯作業

冷蔵庫への格納、指定場所への非対面納品、空番重の回収など、商品を運ぶ以外の作業も確認しておきたい項目です。

5.代走・人員管理体制

担当ドライバーが休む場合の対応や、複数のドライバーが配送ルートを理解しているかどうかも、継続的な配送では重要になります。

大阪・北摂で食品の冷蔵定期配送をご検討の企業様へ

株式会社谷町では、大阪府豊中市を拠点に、冷蔵・冷凍・常温の軽貨物配送を行っています。

今回ご紹介したような、食品工場から複数店舗への定期配送、早朝の時間指定配送、空番重回収を含むルート配送など、荷主様の業務内容に応じた配送についてご相談を承っています。

  • 毎朝の食品配送を外部委託したい
  • 自社便の運行を見直したい
  • 週3〜6日の冷蔵定期便を検討している
  • 複数店舗へのルート配送を依頼したい
  • ドライバーの欠勤時も考慮した配送体制を相談したい

このような課題がございましたら、まずは現在の配送内容をお聞かせください。

集荷場所、納品先、配送曜日、希望温度、荷量、付帯作業などを確認し、対応可能な運行方法をご案内します。

大阪の食品定期配送・チルド配送のご相談は、株式会社谷町へ。


株式会社谷町

大阪府豊中市を拠点に、企業向けの冷蔵・冷凍・常温の軽貨物配送を展開しています。

※本記事は当社の実際の運行事例に基づいています。取引先や納品店舗を特定できる情報は掲載していません。